事実と虚構のはざまで戦う弁護士さんの仕事に驚き!

以前、知人が仕事上のトラブルに巻き込まれ、大阪であの法律問題を相談できる弁護士さんに助けを依頼した時の体験談です。そのさいの、弁護士さんの第一声には非常に驚かされました。開口一番…こう言われたのです。「どんな筋書きでいきましょうか」と。「えっ? 筋書き…!?」と思わず聞き返してしまいました。法律の世界というのは“事実”が全てと思っていましたので、てっきり弁護士事務所でする相談というのは“必要書類の準備”などについてとばかり…。ところが、その弁護士さんによれば、証拠集め云々以前に、まずすべきは「“こちら側のストーリー”を組立てて戦略を練ること」だというのです! …驚いてしまいました。なにも嘘のストーリーを作るということではなく…、起きた出来事を“いかに自分たちに都合の良いように解釈しアピールするか”が重要とのこと。そのためには、何より土台となる“筋書きづくり”が欠かせないとの説明でした。なにやらドラマの中の話のようで…ドキドキしてしまったのを覚えています。相談した弁護士さんはかなり年配の方でしたので、こうした弁護手法は…もしかすると“ひとむかし前のスタイル”であり、現在の若い弁護士さんは違う考え・手法をとっているかもしれません。ただ…今回の出来事を通して、“ひとつの出来事(事実)”も、見方によっては色々な形に変化するのだということを痛感。弁護士さんという仕事に関しては、そうした“事実”と“虚構”のあいだにある曖昧な世界で戦う仕事…という印象を持ちました。